千歳市 概要

千歳市(ちとせし)は、北海道石狩支庁管内にある市である。北海道の空の玄関である新千歳空港を擁し、市域の西部には支笏湖がある。近年は物流拠点として発展している。

また、自衛隊の町といった側面もある。陸上自衛隊第7師団と航空自衛隊第2航空団が存在し、人口9万人のうち、約3万人が自衛隊関係者といわれている。2007年(平成19年)7月7日には沖縄県でのF-15訓練の一部を航空自衛隊千歳基地に移転する事が正式表明された。

かつてこの地はアイヌ語で「シ・コツ(大きな窪地、又は谷)」と呼ばれていたが、音の響きが「死骨」に通じることが憚られたため、当時この地に多くの鶴がいたことにちなみ「鶴は千年、亀は万年」の言い伝えによる縁起を担いで1805年(文化2年)に「千歳」と命名された。旧称は現在に至るまで、「支笏湖」などにその名を留めている。

千歳市は3つの一番があり、世界一、日本一、北海道一である。それぞれ世界一は(ギネス認定)、空港乗降客が一番、日本一は、自衛隊の規模、隊員数が一番、北海道一は、平均年齢が北海道で一番若い市町村である。これは、自衛隊日本一と密接に関係している。東千歳駐屯地は、面積、隊員数とも日本一であり、約4000人が勤務している。

市内の北栄小学校はスクールバンドが有名で全国大会常連校であり、千歳小学校はアンカレッジの小学校と隔年で交流留学を実施している。

千歳市の水道は、名水100選に選ばれたナイベツ湧水から引かれている。ただし、人口増加に伴い新興住宅地は、えにわ湖や夕張のシュープル湖から水道が供給されている。名水100選を記念して千歳市蘭越に名水公園が作られた。ここで名水ナイベツ湧水を汲むことができる。また、千歳市の水道水を「しゃっこい千歳の水」として販売することも発表された。

馬追丘陵のある中央や信田地区の農村地域には温泉があり、近傍にはフランス料理の名店アンサンブルや北海道トップ10に入るアイスの店花茶がある。7月からいちご狩りが楽しめる。

千歳市 面積 594.95km2※境界未定部分あり

千歳市 総人口 92,732人
(住民基本台帳人口、2009年3月31日)

千歳市 人口密度 156人/km2

千歳市 地図


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千歳市 地理

石狩支庁南部に位置する。西部は支笏湖を囲む山岳地帯、東部に石狩平野が広がり、東縁部には馬追丘陵がある。人口は中部の鉄道沿線に集中している。

山: 漁岳(1,318m)、恵庭岳(1,320m)、紋別岳(866m)、フレ岳(1,046m)、風不死岳(1,103m)
河川: 千歳川、美々川、遠浅川:千歳川は日本海に、遠浅川、美々川は太平洋にそそぎ、千歳市は、石狩平野の分水嶺に位置する。
湖沼: 支笏湖、オコタンペ湖、千歳湖(沼)、長都沼(白鳥等渡り鳥の飛来地)

千歳市 歴史

ウサクマイ遺跡群から出土していることから、平安時代には皇朝十二銭のひとつ富寿神宝が流通していたようである。江戸時代、松前藩によってシコツ場所が開かれた。これは後にユウフツ場所に編入されている。

1658年 今の千歳神社の近くに弁天堂が建つ。
1803年 今の千歳神社の前身である「思古津稲荷大明神」が建立される。
1805年 羽太正養(箱舘奉行)により「千歳」と命名される。
1869年 北海道11国86郡が置かれ、現在の千歳市に相当する地域は胆振国千歳郡に含まれた。
1872年?1873年 : 札幌本道(後の国道36号)が建設された。
1880年 千歳郡各村戸長役場が開庁する。管轄は千歳村、烏柵舞村(うさくまい)、長都村、蘭越村、漁村、島松村。
1897年 漁、島松の両村が漁村外一ヶ村戸長役場(現在の恵庭市)として分離し、千歳郡各村戸長役場から千歳村外三ヶ村戸長役場となる。管轄は千歳村、烏柵舞村、長都村、蘭越村。
1915年 千歳、烏柵舞、長都、蘭越の各村を合わせて千歳村とし、二級町村制を施行する。
1926年 8月に北海道鉄道が開通し、千歳停車場(千歳駅)と美々停車場(美々駅)が設置される。千歳飛行場の前身となる着陸場が村民の無償の労力提供により整備され、10月に小樽新聞社の飛行機「北海1号機」(酒井憲次郎が操縦)が初めて着陸した。
1939年 4月、一級町村制を施行する。11月、海軍航空隊が開庁し、着陸場は海軍の飛行場となる。
1942年 町制施行、千歳町。
1943年 北海道鉄道が鉄道省(日本国有鉄道の前身)に買収され、国鉄(現・JR)千歳線となる。
1951年 千歳飛行場(千歳空港)で民間航空事業が再開され、千歳・羽田間に民間航空機が就航。
1958年 市制施行、千歳市。
1988年 新千歳空港・A滑走路が開業し、千歳飛行場の民間航空事業は新空港へ移管。


「北海道 千歳市」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。
2009年8月02日 (日) 8:08 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

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